感想文は感動文である

(女性代表委員会 ファミリー読書グループ)
7月15日 サンメッセ香川特別会議室

 『冊の本を通して家族のきずなを深めよう。』
ファミリー読書グループでは古川敬子先生(高松市立香南小学校教頭)を講師にお迎えし、「読書感想文の書き方研修会」を行いました。前半は、読書感想文を書くことの意義や、実際に書くときの方法、文章の組み立て方などを、詳しく説明していただきました。本のあらすじの中に、自分や家族の経験と似ているところを探したり、主人公を自分におきかえてみることで、ずいぶんと感想が書きやすくなるそうです。また、そのときの気持ちや感情をすなおに書き綴っていくことが大切であるとお話されました。また、題の付け方にもひと工夫することで、ぐんと良い感想文に仕上がるそうです。


 後半は、実際に1冊の本を読んで思ったこと、感じたことをグループに分かれて話し合うワークショップを行いました。ひとりひとりが感じたことを付箋に書き出し発表しました。
この方法はご家庭で感想文に取り組むときにも有効で、子どもの感想や、思いついた言葉などを、どんどん付箋やカードに書き出すことで、大事なものかそうでないものか整理しやすく、組み立てる時に大変まとめやすいそうです。


 「本を選ぶときは、物語もいいが、実体験につながる本や子どもの興味のある本を選ぶことが大切。」
 「感動がなければ、感想文は書けない。感想文は感動文である。」
古川先生が研修会のなかでお話された、この2つのフレーズが、とても印象的でした。
 

ここで、古川先生が学校図書館で見つけたお勧めの本をいくつかご紹介します!
・りんごかもしれない(ブロンズ新社)
・むらをすくったかえる(サトシン)
・100かいだてのいえ(いわいとしお)
・まだまだつづきがあるのです(ほるぷ社)
・まるまるまるのほん(ぽプラ社)

低学年向けの本ではありますが、大人が読んでも楽しめる内容でした。みなさんもぜひご家族で読み語り合ってみませんか。

 

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